![]() (白鳥町石徹白) |
![]() ![]() 写真:白山中居神社と五段の神楽 |
白山を開いた泰澄大師が養老年間に社城を拡張したと伝えられ、 |
宮川のせせらぎと樹齢200年から1,000年の150本にもおよぶ |
杉の大木に囲まれた静かな場所にあります。 |
本殿正面「粟に鶉(うずら)」「竜と脇障子」の彫刻は県の重要文化財 |
に指定されており、周辺の150本を超える巨木の森「白山中居神社 |
の森」および、背面にひろがる「ブナ原生林」、「浄安杉」は県の天然 |
記念物となっています。 |
● | 五段の神楽 |
白山中居神社で毎年5月、第3日曜の春季例祭で奉納されます。 | |
古くは保安元年(1120年)より伝わる雅楽に合わせ、二人の巫女が | |
鳶・二舞・扇・鈴・幣・の5種類の舞を奉納します。 |
● | 石徹白(いとしろ) |
石徹白は白山信仰が隆盛の時代には、白山頂上と長滝寺との中間 | |
地点として栄えた村であり、古くは天領として栄え、藩政時代には神 | |
に仕える村としていずれの藩にも属さず、名字帯刀を許された一種 | |
独特な村でした。 | |
明治維新までは住民は社家と社人に別れ、社家は神に仕えることを | |
本職とし、夏は白山参詣の道案内と宿坊を営み、冬は全国各地の | |
信者に御札を配ることを生業としていました。 | |
こうした歴史の過程から独特の文化や伝説、民謡などの貴重な民俗 | |
文化が数多く生まれ、残された地域です。 |